ケッヘル [中山可穂]
その音楽は神のものか、悪魔のものか。カレーの海辺で1人の熱狂的なモーツァルティアンと出会った伽椰は、情事の果ての長い逃亡生活に終止符を打ち、日本へと舞い戻った。そこで待っていたのは、ヘッケル番号を会員番号とする会員制旅行代理店の奇妙なツアーであり、依頼人の失踪に始まる恐るべき復讐劇の幕開きだった。
ウィーンからプラハ、マンハイム、ベルリンへと、モーツァルトゆかりの土地へアマデウス旅行社のツアーは続き、復讐は重ねられる。モーツァルトしか弾かない美貌のピアニストとの恋が伽椰を更なる悲劇のうねりに巻き込んでいくのだが。
過去と現在、複雑に入り乱れた愛と憎しみが生み出した絶望に差し込んだ一筋の光とは。
本屋さんに立ち寄ったときに何かの本でのランキングが並んでいて、その中の4位にありました。
ちょっと厚めの本だし、ちょっと高かったので悩んだんですが、買ってみました。
読んだら感想書きます。
2010-01-08 19:43
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